独創性を育む人材戦略

2011.11.24

日本の経済がこれまでの経済成長と高い円の為替レートのおかげで世界一の高コスト経済になった事をこれまでにもくりかえし指摘した。これだけ高コストの経済になると産業の国際競争力を維持することは容易ではない。なぜなら、世界の他の国々が作れるものと同じ物を作っていたのでは国際競争力は維持できないからである。この高い為替レートの下では、日本の産業の一部ではすでにアメリカのような高コストの国で物を作ってもなお国内で作るよりは安いという状況が出現している。

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一部の自動車メーカーなどがアメリカの進出工場で作った車を逆輸入しはじめたのはそのためである。このままの状態がつづけばやがて競争力のある産業ほどその生産拠点を海外に移転してしまい日本経済は空洞化し、失業がふえ、日本経済は長期的に衰退せざるを得なくなる。こうした問題を回避するためには、いくつかの方策が考えられるが、最も重要な方策は、世界の他の国々や人々が考えられない、あるいは作ることができない前人未到の新しい商品を開発することである。それも世界の人々の暮らしに役立ち、人々が必要とする物を創造することである。